先日は、飯尾形成外科クリニックにて、アラガン社のボトックス・ヒアルロン酸の勉強会でした。勉強会は人数の都合上、二日に分かれて行われ、私は水曜日組に参加いたしました。
 
8名ほどのドクターに囲まれながら、モニターさんのアセスメントを行い、右半分は私が注入し、左半分は飯尾先生が注入して、比較しディスカッションを行うという試みも行われました。
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飯尾先生は九州でただ一人の、アラガン社のボトックス・ヒアルロン酸注入認定トレーナーでいらして、そうした熟練の技と私のような若輩のテクニックを左右で比較するということ、また多くのベテランドクターの前で、施術を披露するのは大変緊張しましたが、一つ一つの注入ポイントの目的と効果を確認することができ、とても良い勉強になりました。
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※このモニターさんは某大御所ドクターで、それも緊張しました。
 
リフトアップを目的としたヒアルロン酸注入は、アラガン社が提唱するVISTA-shape(記事コチラ)を基本として行っていますが、それぞれの方の骨格や筋肉、たるみの状態により、注入するポイントは変える必要があります。
 
また、人間の顏は、刻々と表情が変化するため、ヒアルロン酸注入もただ、シワを消すことだけを考えて入れるのではなく、顔を動かしてもナチュラルに見えるように注入する必要があり、その辺りも他のドクター方とディスカッションしながら、注入部位を検討いたしました。
 
たとえば、女優さんで、雑誌のグラビアではとても綺麗なのに、実際に動いている映像を見ると、とても違和感を感じる場合がありますよね。あれは、画像加工ソフトが素晴らしいだけでなく、顏の動きを考えた注入をしてない、もしくは過剰に注入していることが原因だと思われます。シワが無くなっても、それではちっともキレイとは言えないと私は思っているので、特に目の周りの注入では、患者さんのご希望があっても、ヒアルロン酸注入より、ほかの方法(手術、PRPなど)をお勧めすることがあります。
 
こうした、大変難しい部位の注入をはじめとした治療戦略についても、飯尾先生を中心とした、他のドクターのご意見を伺うことができ、大変参考になりました。
 
美容医療は、元来、競争が激しく、情報はクリニック門外不出で閉鎖的になりがちですが、こうした意見交換をすることで、九州地区全体の美容医療の水準を上げて行こう、というお考えで、飯尾先生はこのような勉強会を多く主催してくださり、感謝しております。

飯尾先生、また意見交換させていただきました先生方、本当にありがとうございました。

 

見寺絢子クリニック
西田美穂 

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