先日の、夫の呆れた晩御飯リクエストの話(コチラ)からの続きです。

さて、美容医療においても、似たようなことがあります。

「本日は、どういったことをお悩みでのご来院ですか?」と伺うと
「なんか綺麗にしてください」とお伝えいただくことがあります。

勿論それはそれでご信頼をいただいている証でもあり、患者さんの想定斜め上を提案して、結果にご満足いただけるよう努力しておりますが、結果は「まあ、こんなもんか」という程度で済んでしまう可能性もあります。

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一方、具体的にこのシミを取りたい、このホクロをどうにかしてほしい、というご希望がある場合はそれを改善する方法を明確に提案し、解決すれば、そこに感動が生まれることもあります。

また、そうしたシンプルなオーダーだけでなく「なんか」綺麗になりたいけど、その方法は分からないなりに、以下のようなこだわりがある場合もあるでしょう。

「シミはとりたいが、カサブタは無理。」
「オバジは試したいが赤くなるのは避けたい。」
「ボトックスは試したいが、表情がこわばるのは嫌。」

こうした色々なこだわりやご希望は、ぜひ出来るだけ具体的にお伝えください。

「わたし、めんどくさい女と思われないかしら?」なんてお気遣いは必要ありません。
「私、慣れてますから。」←Dr.Xの大門未知子風に

ご希望、ご予算、タイムリミットなど明確にお伝えいただければいただくほど、ご要望に近い治療をご提案できる可能性は高くなります。

患者さんは治療のプロではないので、それが実現可能なのか、それとも無理なのかを考えていただく必要はありません。そんなことが分かるなら、私は必要ありません。
ご希望を伝えてくだされば良いのです。できるだけ、こだわりが実現できるよう、一緒に考えます。

ただし、「お嬢さん、それは、魔法使いにしか出来ませんよ」と言うことは、たまにあります。

見寺絢子クリニック
西田美穂

後日>
「貴方の晩御飯の細かいリクエストをママ友に言ったら『いやぁ、無理ー!!!』って悲鳴が上がったよ」と夫に告げたところ、「作り手の工程まで考えてオーダーした方が、色々悩まないで済むだろうと思う僕の配慮なんだけどなあ・・・」と小さく呟き、「僕が貴方に指示することなんて、晩御飯の提案以外、他に何もないのに・・・」と深いため息をついていました。

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