昨日は、飯尾形成外科クリニック(HPコチラ)で行われたヒアルロン酸製剤「ジュビダームビスタボリューマ®︎XC」のセミナーに参加してきました。
この製剤は、いわゆる「しわ」や「たるみ」を改善することに使われます。
現在、「しわ」や「たるみ」の治療を行うためのヒアルロン酸製剤として厚生労働省が認可している物にはアラガン社のジュビダームシリーズとガルデルマ社のレスチレンシリーズがありましたが、新たにアラガン社「ボリューマ®︎XC」が加わりました。
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まずはその製品の特徴の勉強です。

飯尾先生が用意してくださった他社の製品とアラガン社のジュビダームシリーズの各種を実際に手に取り、その感触を確かめました。

3種類の注入に用いられる製剤を同じ分量だけガラスに出して、挟んでみます。

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真ん中がボリューマです。

一番拡がって、驚きました。

しかし、これもボリューマの重要な特性の一つです。

顏に注入する製剤は硬けりゃいいというワケではありません。

必要とする部位に、良い形を保って留まるだけでなく、表情の動きに合わせて馴染むためには適度な弾力が必要です。

ボリューマは、これらのバランスに優れているようですね。

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今度は各種製剤をヒアルロニダーゼで溶かしてみます。

製剤による溶け方の違いにも驚きました。

理科の実験みたいで楽しい。

 
その後は、実際にモニターさんへの注入を行ってその効果を検証いたしました。
製剤の特徴による即時効果の違いも大変興味深かったですが、今回最も勉強になったのは、ヒアルロン酸は単なるボリュームを補うだけの物ではない、ということを改めて強く認識したことでした。
同じ量、同じ位置に順番を変えて入れてみることで、それぞれのポイントの注入の意義を確認することができ、本当に勉強になりました。
 
飯尾先生、この度もご指導ありがとうございました。
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終わった後には浄水皮ふ科クリニックの井上詠子先生と寄り道。
季節がら、世間が盛り上がっているクリスマスを意識して恋人風に写真を撮ったつもりですが、ちっとも楽しそうではありませんね。結構楽しかったんですけどね。
 
ボリューマについては詠子先生の記事もご覧ください。(コチラ
 
※博多駅クリニックでは、1月からボリューマによる治療を開始します。
 

福岡大学博多駅クリニック

西田美穂