紫外線と日焼け止めの話 ②日焼け止めについて

紫外線と日焼け止めの話 ②日焼け止めについて

さて、先日の続き。今日は日焼け止めの話です。

Q>日焼け止めのSPFとかPAって何?
A>日焼け止めの効果は

SPF(sun protection factor)とPA(protection grade of UVA)で製品に表示されています。
SPFはUVBに対する防御効果、PAはUVAに対する防御効果を示しています。
SPFは「何も塗らない場合、紫外線が当たると○分で赤くなるけれども、日焼け止めを塗ることでその時間を○の何倍遅らせることができるか」という数値です。
例えば、SPF30の日焼け止めでは、何も塗らないと10分で赤くなる人は
10分×30倍=600分(10時間)に赤くなり始める時間を延長できる、

ということに理論上なります。
SPF値が大きいほど紫外線カットの効果が高くなる、という意味ではなく、日焼けするして赤くなるまでの時間を延ばすことが可能である、ということです。

日本の日照時間※の1日の平均は、7時間未満ですから、日焼け止めをきちんと塗れば日常生活において、SPFは15~30で十分だと言えるでしょう。
 ※日照時間とは日が照っていて直射日光が地上まで届いている時間のこと。
  可照時間(日の出から日没までの時間)とは違います。

Q>日焼け止め塗り方のコツは?
A>日焼け止めは、SPFの数値よりも「きちんと」塗ることが重要です。
クリームタイプならパール二粒分、ローションタイプなら500円玉1枚分を全顔にむらなく塗ってください。汗や皮脂、服のこすれなどではがれ落ちるので、3,4時間ごとには塗り直す必要があります。つまり、アウトドアのスポーツや、汗をかいてしまい日焼け止めが落ちやすい状況では、SPFの数値が高いものを選ぶことよりも、重要なのはこまめに塗りなおすことである、と言えます。

 

Q>日焼け止めに書いてるケミカルフリーとか、紫外線散乱剤とかって何?
日焼け止めの主成分は大きくわけて紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。紫外線吸収剤は、紫外線のエネルギーを熱に化学変化させて放出し、皮膚の奥に届かないようにしたもの。使用感がよく、白くなりにくいので、下地として使いやすいのはこちら。

紫外線散乱剤は皮膚の表面で紫外線を散乱させるもの。肌への負担は散乱剤の方が少ないと言えます。ケミカルフリーは一般に紫外線吸収剤が入っていない、という意味です。

ただし、近年では「ナノ化」など技術進歩により、一概に散乱剤の方が肌に優しいとも言えなくなってきているようです。

 

Q>飲む日焼け止めって何?

A>紫外線により発生する活性酸素を抑えることで、細胞のダメージを抑える働きがあります。飲む日焼け止めの主成分はハーブで、お子さんでも安心して内服が可能です。
ただし、これを飲むと日焼けしない、という意味ではなく、日焼けによるダメージを抑える、というものですから、塗る日焼け止めと合わせて使用し、ダブルでブロックすることをお勧めします。特に暑い時期やアウトドアのスポーツなどで、日焼け止めが汗で流れてしまうのに、塗る日焼け止めを何度も塗り直すことができない場合や、塗る習慣のない男性や子供、自分に構ってられないくらい忙しい方、自転車に乗る方などには大変有効です。

 

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Q>男性も塗った方が良い?

A>近年のオゾン層の破壊がもたらす、紫外線の増加がシミやシワだけでなく、皮膚癌の原因にもなることから、紫外線の防御は、老若男女に必要であると言えます。

 

なんつったって、NHK後ですから。

おかたい感じでお送りしてみました。

 

見寺絢子クリニック

西田美穂 

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