黄色腫の炭酸ガスレーザーによる治療

黄色腫の炭酸ガスレーザーによる治療

本日は眼瞼黄色腫の炭酸ガスレーザーによる治療のご紹介です。
眼瞼黄色腫は、その3分の1は高脂血症に関係すると言われておりますが、そうではない場合も多く、再発する可能性が高いことを念頭において治療を行う必要があります。

治療として、①内服 ②手術 ③炭酸ガスレーザー が行われています。

①内服
脂質低下薬であるプロブコールの内服が著効する方もいらっしゃいますが、もともと高脂血症のない方には効果が少ない印象です。長期にわたって服用していただく必要があること、また内服だけの場合、改善はしても完治はしないことが大半です。

②手術
まぶたの皮膚のたるみが多く、黄色腫の形が切除しやすい形状・大きさである場合は、この方法が有効です。ただし、黄色腫は再発も多く報告されており、まぶたの皮膚には限界があるため、複数回の手術はできません。

③炭酸ガスレーザー治療
炭酸ガスで黄色腫を蒸散する(焼き飛ばすイメージ)方法です。黄色腫がかなり大きい場合は、複数回に分けて施術することもあります。
2~3週間はテープなどによる保護が必要で、数か月赤みが残ります。再発しても再度施術できるのは大きなメリットです。

さて、症例のご紹介です。

症例の掲載にご協力いただいたのは50代の女性の方です。
ずっと黄色腫をお悩みで、炭酸ガスレーザーによる治療を行っている病院を探していたそうですが見つからず、この度の治療を大変喜んでくださいました。「同じようなお悩みの方のお役に立てるならぜひ!」とブログへの掲載を快諾してくださいました。M様本当にありがとうございます。 

初診時 


右目)レーザー2週後、ビジダーム(ハイドロコロイド材)で保護
左目)レーザー施術直後 
傷は乾燥させて治すと巾着袋を締めるみたいに過剰に収縮して、二重のラインに変形を起こす可能性があるため、必ず湿潤環境療法で創傷治癒を図ります。(湿潤環境で保護ってのが秘訣です)
左目は、皮膚表面に黄色沈着がこびりついているところは皮膚ごと蒸散し、その部位から眼輪筋上の黄色物質をなるべく多く蒸散して、皮膚の欠損を最小限に抑えました。(専門的なハナシ)


右目)レーザー治療3週間後 左目レーザー治療1週間後
メイクで隠せる程度になりましたね。


右目)レーザー治療6週間後 左目レーザー治療4週間後

まだ経過が短いので、また第2報で経過をご報告いたします。

ご本人インタビュー
「傷のテープ交換は最初の数日はちょっと手間がかかったが、慣れたら大丈夫だった。痛みはほとんどなかったが、左目をした後で結構腫れたのが大変だった。洗顔は当日から問題ないと言われたのでしたが、メイクは不安だったからあまりしなかった。レーザーでしてもらえるとは思ってなかったから嬉しかった」
とのことでした。

見寺絢子クリニック
西田美穂

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