本日は上川端クリニックで講演を行いました。

演題は「切らない美容医療」

切らずに(手術せずに)できる美容医療について、具体的な治療の方法や効果についてお話をいたしました。

世界の美容医療の動向としても、「切る」治療よりも「切らない」治療が増加の傾向にあります。

また、この動向で注目したいのは「切らない」治療の中で、ボトックスは施術数ダントツ1位だと言うことです。記事コチラ(国際美容形成外科学会HP )

(日本語の記事はコチラをご覧ください。)

日本では、まだまだヒアルロン酸の方が何故か人気ですが、日本の美容医療はガラパゴスとも言われています。半周遅れて、日本にもボトックスが流行る時代が来るでしょう。

そのほか、今日のセミナーでは、美容医療がまだ身近では無い方が多かったので、エステとの違いや、ボトックスとヒアルロン酸の違い、機器の治療と注入治療の効果の違いなどについてお話をしました。

最近は、セミナー講師の仕事をすることが、最近割と多かったです。

4月にボトックスの講演をする!となれば、それまでに経験する一つ一つの症例から「物が言える」ための考察をしたり、仮説を立てそれが正しいかどうか論文で検証したりする、という作業を講演の日まで繰り返します。

講演の機会がなくても、もちろん毎回症例には真剣に向き合っているつもりですが、日々の診療の忙しさを言い訳に、自分が既に大体できることには胡座をかいてしまい、それ以上の疑問を感じたり考察をしたりすることが疎かになってしまうかもしれません。私は、もともと勤勉な性格ではないので、講演をしなくてはならない、というプレッシャーで、自分を追い込んで怠けさせないようにしています。

 

西田美穂