先週、マレーシアで開催された国際美容皮膚科学会(ADAC:International Meeting Aesthetic Dermatology Academy Conference) に、浄水皮ふ科クリニック(HPこちら)の井上詠子先生と参加してきました。

会の中心人物であるLim先生は、日本の医学部を卒業して日本の医師免許も持ち、日本語もぺらぺら。

この業界の中では様々な業者のKOL(key opinion leader)としてご活躍で、世界的に認められた若手No.1のドクターではないでしょうか。

一緒にお写真を撮っていただきました。


日本でも学べることは多くありますが、あえて国際学会に行く理由は色々あります。

そのうちの大きな理由の一つは、日本ではほとんど学べないジャンルが学べるということです。特に、婦人科形成の分野は日本では論文や教科書以外に学ぶ機会がとっても少ないのですが、海外のこうした美容系の学会では、多くの時間が割かれるため、非常に勉強になります。特に今回のMatt先生の解剖学は、今まで疑問に感じてたことがクリアになり、とても参考になりました。

1日目の目玉はヒアルロン酸注入の合併症についてです。ヒアルロン酸注入治療は多くの場合、安全に行うことが可能ですが、ごく稀に合併症を生じることがあります。それを100%避けることはできませんが、リスクを最小限にするにはどうしたら良いか、また万が一にもトラブルが起きてしまった場合はどういった対処を行えば良いかということについて学びました。こうした内容も海外の学会の方が充実しています。誤解を恐れずに言うと、日本では美容に限らずトラブルは、なるべく内部で処理して表に出さないようにする傾向にあるように感じます。海外ではトラブルもオープンにして(もしくは隠せないほど多い?文化の違い?)どうしたら良いか皆で議論し、対策を考えることが盛んに行われています。それはとても重要なことだと思います。これも海外の学会に参加する大きな理由です。

備えあれば憂いなし・・・2日目に続く

Beauty Tuning Clinic

西田美穂

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