7月の博多の街は山笠一色!今日が山笠本番でした。

約800年もの伝統あるお祭り!博多の夏は山笠を無しには語れません。7月に入るとあちこちで法被姿、時には締め込み姿の男性を見かけるようになります。

博多祇園山笠の起源には諸説あるようですがが、博多祇園山笠振興会では以下を支持しているとのことです。

聖一国師が仁治二(1241)年、疫病除去のため施餓鬼棚に乗って祈祷水(甘露水)をまいたのが始まり。当時は神仏混淆の時代。これが災厄除去の祇園信仰と結びついて山笠神事として発展した。~博多祇園山笠公式サイトよりコチラ

これは土曜日の様子、みんな真剣です。山笠の時は、信号よりも、仕事よりも山笠が優先です。交通規制だらけの博多の街。

ご縁をいただいて息子(7歳)も参加しました。

山笠は山によって違いますが、入りたいと言って入れるものでなく、地域や紹介などのツテが必要です。

今回は、友人の旦那様のご厚意により、息子を入れていただきました。

こうした伝統行事は、どこの地域でも年々参加者が減少する傾向にあるようです。

博多山笠でも「掻き手」(担ぎ手のこと)は少なくなってきているとのことで、子供たちは、楽しい思い出作り→来年も参加→ずっと参加のため、皆様にとっても大切にしていただきました。

 

今回、この祭りに息子を通じて参加する機会をいただき、息子ともども本当に感謝しています。

こうした伝統行事に小さい頃に触れるって本当に大切なことだと思います。

小さい彼らは、まだ山笠も何もよく分からないまま参加していますが、真剣な大人たちの姿に触れ、学校や職場と違う社会を知り、多様な価値観の人がいるということを肌で感じているのではないかしら。

ふるさとの繋がり、を私自身はあまり感じずに大人になりましたが、いずれ彼が大人になった時に、こうした祭りを通じて故郷を持つのは幸せなことかもしれないなと思いました。

お友達もできて良かったね!

西田美穂