シミのレーザー治療と問題点について(炎症後色素沈着)

シミのレーザー治療と問題点について(炎症後色素沈着)

当院ではシミのお悩みについてのご相談が多くを占めます。そこで、今日はシミ治療について書いてみます。

シミと一口に言っても色々あり、まずは診断が大切です。

患者さんに相談されるシミのうち、もっとも多いのは老人性色素斑です。

老人性色素斑はレーザー治療が大変よく効くシミで、レーザー治療はほとんどの場合、成功します。

成功しないとしたら、診断が違う可能性があります。診断の重要性については言うまでもありません。

ただ、レーザー治療をすると「ぱっ」とシミが消えると思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、現実はそうではありません。レーザー治療は魔法ではなく、問題点もあります。そのうちの一つが「炎症後色素沈着」です。

レーザーの種類にもよりますが、レーザー治療の後に約50%の方に炎症後色素沈着が生じると言われています。(ピコレーザーではその発生が少ないと言われていますが、色素沈着をゼロには出来ていません。)

炎症後色素沈着とは、虫刺されやニキビを潰した後やけがをした後などに「なんか黒ずんでシミみたいになった」というアレです。
レーザーはシミの元であるメラニンを選択的に破壊するものですが、その破壊行為により炎症を起こしてしまい、それが色素沈着を引き起こしてしまいます。

この色素沈着はレーザー後1ヶ月目をピークとし、放置しても次第に改善します。かなり強い色素沈着が出てしまっても、だいたいは3〜6ヶ月でかなり改善しますが、個人差があります。

この写真の症例(スタッフ)の場合は、レーザー後にアフターケアの外用剤は一切使わずに放置して経過を観察しましたが、通常の患者さんの治療では、放置するよりもアフターケアの治療を行った方が圧倒的に早く改善するため、炎症後色素沈着が出た場合は、外用剤によるアフターケアをお勧めしています。

アフターケアとしては、ハイドロキノンやトレチノインの外用剤(塗り薬)を使うことが多いですが、レーザートーニングをお勧めすることもあります。

レーザー治療をためらう理由として、シミが色素沈着になって余計ひどくなるのではないか、とご不安の方もいらっしゃると思いますが、炎症後色素沈着は放っておいても改善します。また、レーザー後の適切なアフターケアで早期の改善が可能です。

【シミ治療の費用】

老人性色素斑(いわゆる普通の老人性のシミ) 直径1ミリあたり1000円

例:8mmのシミ 8x 1000円=8000円

【炎症後色素沈着が出た場合のアフターケア(希望者のみ)に必要な費用】

ハイドロキノン(5g )1800円

トレチノイン0.05%(5g) 2500円

レーザートーニング:1箇所 3000円〜

 

ぜひお問い合わせください。

092−717−8640