ヒアルロン酸注入に興味を持たれている方は多いようですが、実際に踏み出すのには、不安も大きいようです。そんな不安の原因の一つは、一時期テレビを賑わした通称扇風機おばさん。


出典:img.news-us.jp

「ヒアルロン酸治療って、扇風機おばさんみたいになるんじゃないですか?」と聞かれることがよくあります。

結論から言うと、「なりません。」
扇風機おばさんの場合は、ヒアルロン酸だけでなく、何らかの油やその他色々な異物を医師免許を持たない人に長年にわたり、大量に注入された経緯があるようです。
これにより、注入物と異物に対する生体の反応で、顔面の皮膚や皮下組織が破壊されてしまっているようです。

つまり、大量に、ヒアルロン酸以外の何かわけの分からないものを打ち続けないと、扇風機おばさんにはなりません。

ただし、ヒアルロン酸だけの注入で扇風機おばさんにはならなくても、適切な部位に、適切な硬さのヒアルロン酸を選び、適切な量をいれなければ不自然になることはあり得ます。

適切な部位、とは、注入する深さや場所のことで、安全性が高い部位とそうではない部位があり、また骨膜上に深く注入した方が良い部位や、浅く皮膚の下に入れた方が良い部位があります。

適切な硬さ、とはヒアルロン酸も種類が色々とあり、輪郭を作ったり、リフトアップするには硬めのヒアルロン酸が必要ですが、シワを埋めるには軟らかめの馴染みやすいヒアルロン酸の方が適しています。

適切な量、とは注入の部位や目的によって大きく異なりますが、一度に大量にいれると印象が一気に変わって不自然になったり、血管の圧迫や閉塞のリスクを増す可能性があることから、当院では安全性を重視してヒアルロン酸の種類に関わらず一度に注入する量は3cc以内とさせていただいており、注入が初めての方にはまず1ccでお試しされることをお勧めしております

1ccというのは小さじ5分の1の量ですから、そのくらいの量で顏が水風船みたい膨らむと言うのはあり得ない、とご理解いただけるのではないでしょうか。
扇風機おばさんには何リットルの異物が入っているんでしょう???

①注入前→②ヒアルロン酸0.8cc使用→③2cc追加(合計2.8cc)
症例詳細・費用はコチラ

皆様の疑問を解決し、ご不安を取り除く一助となれば幸いです。

見寺絢子クリニック
西田美穂

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