「ダイエットは運動1割、食事9割 」森拓郎著/常識を疑ってみる

「ダイエットは運動1割、食事9割 」森拓郎著/常識を疑ってみる

運動指導者が、「ダイエットは運動1割」と言っちゃうところに興味があって読んでみました。糖質制限から、カロリーリストリクション(腹7分目くらいに食べた方がアンチエイジング効果が高いという理論)などの最新の食事療法に触れるだけでなく、そもそも「なんで太ったのか」を見つめなおし、その原因を見直さないとダイエットは成功しない。という内容は説得力があり、大変面白く読了いたしました。

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私は、その道の専門家がその常識を覆すようなことを言い出すこと(パラダイムシフト)にとても興味があります。言い換えると、「常識を疑うこと」が好きです。

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医者になりたての14,5年ほど前に夏井先生の「傷を消毒するな・傷を乾かすな」という説に出会った時には驚きました。当時は、9割以上の医者が何も疑わず消毒してガーゼを当てていた時代、その時に「消毒剤は創傷治癒に有害だ」という夏井先生の話は衝撃でした。しかし、大変、納得ができるものだったため、実践したところ、確かに傷の治りが早く、それから現在に至るまで、本当に必要な場合を除き消毒は行わず、湿潤環境療法を実施しています。一時期はその啓蒙活動のために講演をしていたこともありました。
ただ、「消毒をしないこと」は一般の医師には受け入れ難い点も多く、当時、出向先の病院では「たわ言」とみなされ、他の科のドクターと治療方針について衝突することもありましたが、「長期治らなかった傷がみるみる良くなっていく」という結果を見せると反対派のドクターは納得せざるを得ないようでした。

今では、40代以下の医師の半分以上は消毒に対して懐疑的に感じているのではないでしょうか。

常識を考えず、そのまま信じる素直な心も必要ですが、常識を疑ったときに初めて見える世界もあります。

医師として非常識では務まりませんが、「ご高名な先生がイイと言ったから」とか「他の先生がそうしているから」「マニュアルはそう書いているから」と安直に流行りの治療や、業者の宣伝文句に飛びつくのではなく、情報を受け止めて、考えて、時には疑う慎重な姿勢が重要だと思っています。

単なるへそ曲がりなだけの人、にならないようにバランスをとらなくちゃね。

見寺絢子クリニック
西田美穂

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